苺のヘタ(少量の果肉付き)でも立派な苺酵母に!
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起こし始めてから1日経過した画像ですが、なんとなく清涼感があります。
自家製酵母パンは、見た目が地味な仕上がりのパンが多く、
作ったパンを記録としてはほとんど残しておかなかったのですが、
先月から自家製酵母のパン作りも行っています。
今回は手軽に酵母起こしを始められるように、苺のヘタ(少量の果肉付き)で起こしてみます。
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イーストと天然酵母と自家製酵母
酵母起こしの前に、
イーストも酵母を意味して、どちらも自然界のものです。
イーストは、自然界に生息する酵母の中から、
パン作りに適した単一のものを純粋培養したものです。
天然酵母は簡単に言うとイースト以外の酵母を指します。
では自家製酵母って何??となりますが
自家製酵母も天然酵母です。
天然酵母の中は、果物などから起こした酵母の他に、
ホシノ酵母やパネートーネマザー、白神こだま酵母・・・など、
元種を作る必要のあるものや、ドライイーストのように使えるもの・・・などがあります。
天然酵母は、イーストのように単一酵母ではなく、様々な酵母菌が共存した状態のものです。
これらの天然酵母と自分で果物などから起こした天然酵母とを使い分けるために
このブログでは、
果物などから起こした酵母を自家製酵母とし、
別々に表記しています。
自家製酵母は天然酵母の一つ、というと分かりやすいですね。
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ちなみに、イーストのパンが身体に悪くて、天然酵母が身体に良い、
・・・というイメージを持たれている方が多いのですが、
そんなことはありません!
どちらも、もともとは自然界のものです。
※食品添加物のイーストフードと混同されやすいようです。
酵母については、こちら↓の記事でも触れています。
捨てないで!苺のヘタ
苺は、食べる前にさっと洗い、ヘタを切ってから食べています。
その時のヘタを酵母に使います。
毎年、苺酵母は起こすのですが、
元気な酵母になる事が多かったので、ヘタでも起こせるハズ。
失敗しても捨てる所だし!という、気楽な気持ちで起こしてみましょう!
酵母を起こすのに用意するもの、用意する事
✱小さな空き瓶(酵母を起こすのに使用)
✻煮沸(フタも)しておきます。
✱苺のヘタ 小粒の苺半パック分使用
✱きび砂糖や甜菜糖 小さじ1
✱水(浄水器の水でOK) 100cc程度
酵母が完成してたあとに用意するもの、用意する事
✩小さな空き瓶(起こした酵母液を入れるのに使用)
✩茶こし
✩ティースプーン、レードルなど
✦煮沸しておきます。
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起こし方
煮沸した瓶が冷めたら、苺のヘタと砂糖(今回は甜菜糖使用)を加えます。
そこに水を加えます。
※水位は、1㎝程余裕があるようにします。
蓋をしっかり閉めて、砂糖が溶けやすいようにシャカシャカ振ります。
溢れなければ、激しく振ってもOkです。
1日目
蓋をして、冷蔵庫に入れて1日置きます。
2日目
翌朝、冷蔵庫から出し常温に戻します。
ここから酵母が起きるまでは冷蔵庫には入れません。
1日に何度も振ったり、蓋を開けたりします。
冷蔵庫から出して6時間くらい経ったら、小さな気泡が付き始めました。
その後も、何度も振ったり、放置したり・・・
3日目
泡が少し出て来ました。
苺の色素がしっかり水に移りました。
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4日目
発泡しています。
蓋を閉めると、ジジジッと音がして、
蓋を開けると、ポンッと勢いのある音が出ます。
ここまで来たらもう安心です。
5日目
発泡が落ち着きました。
果肉を使った時よりも少ないですが、きちんと底には白いオリが出来ていました。
6日目
フタをして冷蔵庫に入れます。
7日目
空き瓶に茶こしをセットして、冷蔵庫から取り出した酵母の瓶の中身を移し替えます。
スプーンなどを使って、ぎゅ~っと押してエキスを絞り出します。
酵母液の完成です。
苺のヘタばかりでしたが、立派な苺酵母が出来ました。
香りはいつもよりは弱いですが、フルーティな香りがします。
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苺酵母ポーリッシュ法のバゲット
定番のバゲットです。
バゲットは作り方がいろいろですが、ポーリッシュ法にしました。
作り方はコチラ↓の記事で確認してください。
ちょっと、油断したら・・・
こんな事になってしまいました(;゚Д゚)
意外と発酵力が強かった??もしくは、水分が多すぎた感も否めません(;'∀')
気温も高いですしね。。。
そして、失敗は続きます。
焼成の段階の予熱のタイミングで、
天板を一緒に予熱するのを忘れました( ;∀;)
冷製な判断が出来ず、冷たい天板に乗っけて強行突破。
低温焼成確実。
クープは1本だけ入れました。
天板の温度が低いままだったので、見事にでろ~んと平ぎみに焼き上がりました。
高温焼成が基本のバゲットは、予熱が大事です。
後で、
予熱が完了した後に天板を入れて焼成モードでしばらく天板だけで
焼けばよかったんじゃね?
と気が付きました(;^ω^)
次こそは失敗しないために、失敗を振り返ろう!
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まとめ
捨てる苺のヘタを使っても1週間で立派な苺酵母が完成しました。
仮に失敗しても、捨てる部分なのでダメージは少ないですね。
今回、酵母を起こしたまでは良かったのですが・・・
肝心のパン作りで失敗するという失態。もう、笑うしかないです(´艸`*)
苺酵母を使ったパン作り↓
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