簡単そうに見えて難しいバターロールの成形ポイントとコツ、巻き方
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バターロールは、よく目にするパンなだけに、
簡単に作れるような気がするのですが、実は難しいパンの一つです。
今日は、バターロールの作り方を見ていきましょう♪
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バターロールとは?
小型パンの総称であるテーブルロールの一種で
たっぷりのバターを配合した生地で作られたロールパンです。
ロール=巻ですが、バターロールと聞けば、誰もが同一の形を想像しますね。
最近では、コッペパンの人気に押され気味?で存在感がやや薄れているような気がしますが、
パン作りの初心者さんは、ぜひ作りたいパンの一つではないでしょうか?
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本当は難しいバターロール
初心者クラスのパン教室では、バターロールは必ずと言ってよい程メニューに組み込まれていることが多い、基本中のパンです。
先生によっては、
『バターロールは基本だから、必ず初回に入れる』とおっしゃる先生もいます。
・・・が、
個人的には初心者クラスの初回、初めての授業でバターロールを作るのは難しいと思っています。
まず、バター、卵、砂糖の副材料が多い生地であること。
特にバターが多い生地なので、
初回にはシンプルな捏ねやすい生地から作っていくべきかな?と思っています。
それと、麺棒を使って伸ばす、という工程がバターロールにはあります。
麺棒で伸ばす作業は、麺棒を使い慣れている人にとっては、なんてことない作業です。しかし、初めての人にとっては扱いにくいです。
そもそも麺棒は、最初から備えているものではないような気がします。
極力道具を使わなくてもパン作りが出来る!!という入り方が良いのでは?・・・と思い、私のパン教室では、バターロールは、パン作りに少し慣れた頃に登場させるメニューでした。
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バターロールの作り方
前置きが長くなりましたが
バターロールの成形方法を紹介します。
分割して、丸めて、ベンチタイムからスタートです。
※パン作りの基本中の基本、この丸めが、何気に難しいですので、本来は丸めから徹底的にするべきなのですが・・・これは、理解して身につくまでには時間がかかります。
今回は深く丸めの話はしませんが、まずは、表面を張らせるイメージでしっかり閉じることを意識します。
まずは、閉じ目を上にしたら平らにします。
まだ、麺棒は使いません。
右斜め上から折っていき、ラッパのような形にします。
閉じ目は下にして、この形をキープしたまま手で15㎝程の長さに伸ばします。
※生地を少ししめるようなイメージで上下に動かします。
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ポイント①
人参みたいな形(笑)ですが、この形がバターロールの素です。
ここで5分~10分程休ませます。
いよいよ麺棒の登場です。
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ポイント②
まずは、真ん中から上(太い方)に向かって、麺棒をかけていきます。
3回程度、上方向にだけ麺棒をかけます。
次に、真ん中から下方向に向かって麺棒をかけます。
ポイント③
この時、先を指で軽く持って、麺棒をゆっくり下方向に転がすタイミングに合わせて、浮かせるようにしながら伸ばすと、真っ直ぐ伸びてくれます。
伸ばしたら巻きます。
巻き方ですが、巻き芯を作り、力を入れずに↓優しく巻いていきます。
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ポイント④
上から下へ軽い力で転がして巻いていきます。
この時に、下から上に巻く方が巻きやすいのでは??と思った方、それは正解です!!
本来は、その方が巻きやすいです。
ですが、
バターロールの場合は、下から芯を作って巻き上げていくと、
どういう訳か、幅広の横に長いバターロールになってしまう事が多いのです。
1番のコツ
敢えて、巻きにくい上から下の方向へ巻くことで、余計な力が入らず、コロンとした高さのある形になります。
バターロールの成形に悩んでいる方は、ここを意識すると上手くいきますよ。
後は、二次発酵して、塗り卵をして焼成です。
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まとめ
簡単そうに見えて、本当は難しいバターロールの成形ですが、いかがでしたか??
バターロールは、同じレシピでも作り手のクセが非常に出るパンです。
性格がが出るパンとまでは言いませんが、
ある意味、個性的に仕上がるのがバターロールです。
そういう意味では、手作り感が1番出るパンなのかもしれませんね。
バターロールと同じ成形からアレンジして別のパンに。こちらもおススメです!
シンプルなパン程難しい?コッペパンの成形は↓コチラの記事から。
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